さかなメデリストHPにようこそ!
海と磯と魚を愛する人ならだれでもさかなメデリストになれます。

この記事は、さかなメデリスト誕生につながる2つの記憶について書きました。
長文ですがお暇つぶしにどうぞ。

海辺の記憶

子供の足で徒歩40分、なかなかの距離だけど何度も通いたくなる。
ごく地元の住民しか訪れない辺鄙な場所に、秘密基地のような海辺がありました。
東京湾にちょこっと突き出る小さな岬は見晴らしも良く、生き物の数も種類も豊富で磯遊びにはもってこいでした。

春先の大潮の日、普段見ることのできない海底が、手の届くところに現れます。
大きな潮だまりには逃げ遅れた小さなネコザメや、普段見られないサイズの大きなイソガニ…。
ひとつひとつの潮だまりを観察しながら、小魚やカニを捕まえては、うひゃうひゃと大騒ぎ。楽しかったなぁ。

ゴロタ石をひっくり返しては、カニが慌てて逃げる姿を楽しんだり、イワガキをイソギンチャクに餌付けしたり。
タマ(と呼んでいたけど、おそらくナガラミ)を集めたり。
ミズクラゲを投げ合うクラゲ合戦もやったなぁ。
良い子はマネしちゃだめよ。

岩場を少し歩けば多種多様な生物がいて、生き物の名前もよく知らないまま、クタクタになるまで夢中で遊んだことが忘れられません。

たのしい+おいしいが生まれる場所

思い出なので美化する方向にバイアスかかっていると思うけど、海辺で食べるおにぎりほど魅力的な食べ物はない!
海水の塩気が残る口の中に広がる、お米の甘味と海苔の薫り…。
いま思い出しても涎じゅるり。
お腹と心を同時に満たす「海辺のおにぎり」を超える美味しさには未だに出会えていません。

天草を集めて干してトコロテン作りに挑戦したり、獲ったナガラミを翌朝のお味噌汁にしたり。
いまはたぶんNGだろうけど、海草も拾って食べてたな。

海から食べ物が生まれる。
海には楽しいとおいしいが詰まっている。
秘密基地のような海辺の記憶が「たのしい」と「おいしい」の原風景です。

水中の記憶

タブーな楽しみ?

海での遊び方が磯遊びから、スキューバダイビングに変わると観察対象が一気に広がりました。
潮だまりで出会う魚は、せいぜい10センチにも満たない小魚たち。
それでも十分、大興奮して眺めていた私にとって、初潜水で30cm超えのマダイとの遭遇は強烈でした。

悠然と泳ぐその姿に呼吸をするのも忘れて見入っていたら、マダイと目が合った…!
その瞬間、「可愛い!」と「美味しそう!」が同時に沸き起こりました。
一瞬にしてタブーな楽しみを覚えたような、背徳感に似た気持ち。
なんだ?この説明つかない感情は!?

魚好きな友人に話しても共感得られず、あのモゾモゾ感をどう表現すればよいのだろう?
いやそもそも、食べ物を可愛いと感じるのはいけないのだろうか?

どちらの感情もウソじゃない

可愛い!
おいしそう!
どちらも私の中に確かに存在した感情だもの。
タブーに挑戦というほど大袈裟じゃないけど、なにかと窮屈な今日この頃。
自分のココロを自由に楽しむことくらい、許してあげようよ。

水中やガラス越しにただ魚を見るだけじゃない
皿上の調理された魚をただ食べるだけじゃない
魚と出会ってから食べるまでを一貫して関わり合う。
そんな楽しみ方があったっていいじゃないか!

こうして、魚を愛でる10か条がうまれ、さかなメデリストが誕生しました。

だれでも「さかなメデリスト」になれます

魚を愛でる10か条を実践する人なら、だれでも「さかなメデリスト」です。
ご興味あるかたは、ぜひご自身で「10か条」をやってみてください。

わかっているようでわかっていない自分のココロ。
魚と見つめあううちに、自分では忘れていた原風景の記憶がよみがえるかもよ。