さかなメデリスト、関東を飛び出し離島で7名誕生です!

島根県隠岐郡海士町(あまちょう)で「魚を愛でて食べる会3・イカ編」を開催しました。
ドキドキの初島根県、初海士町。
さかなメデリスト(今回はイカメデリスト)仲間を続々と増やしていきます☆

愛でたのは白イカ(ケンサキイカ)

海士町漁協の藤澤さんにご協力頂き、何と!生きたままのイカさんを愛でることができました。
透明でキラキラしていて…感激!ムービーで撮れば良かった><

大きな発泡スチロール箱の中を泳ぎまわり水鉄砲攻撃をしてきた白イカ。
みんなでワーキャー愛でていると…ついつい、のちに「このイカを食べる」ってことを忘れます。

参加者の感想

『イカを目と手と舌と心で堪能して、こんな楽しい交流があるんですね』
『はじめて生きているイカを見た!』
『もっとたくさんの人に体験してもらいたいな』

嬉しいです。ありがとうございます。
生きている烏賊がお刺身になっていく姿、私も真剣に見入っちゃいました。
ドキドキしたなー。

離島でも盛り上がる「愛で」トーク

島の方々の多大なるご協力のもと(←他力本願、イエーイ)豪華ディナーの出来上がり! 離島ゆえ限られた食材ながら、なんと合計8品の贅沢な夕餉。
ひとつのテーブルで大人も子供も一緒になってさかなメデリストトークを楽しみました。

  • イサキに話しかけちゃう旦那様の話とか(だんなメデリスト決定)
  • 隠岐ではシイラが食卓でも馴染みある魚だとか(私にとってはレア魚!)
  • 小学校1年生Hくんの好きな子はだれだ?とか(魚トークじゃないし)

ワハワハ笑いながら、テーブル囲んで同じものをみんなで食べる。
美味しくないわけがない!
さっきまで愛でられていた白イカも大満足なはず。

「禁断の遊び」感とか「本質」とかを考える

生きているものが、食べ物になる。
ダイナミックな瞬間を共有すると、参加者の間に禁断の遊び感が生まれるんだね。

ふとよぎる「食べ物で遊んではいけません!」という言葉 。
本質は「食べ物(命)を粗末にするな」だと思ってます。
なんだか「遊ぶ」ことだけが取り締まられて、食材となる生き物の元の姿に触れることとか、本質に近づく経験までを制限してしまっている気がしてて。

ちょっとモヤモヤしていた最中に今回の海士町行きがありました。
ワーキャー騒いだあと、生き物の「烏賊」が食材「イカ」になるときに訪れた一瞬の静寂。

魚たちが生きている(た)ことをよりリアルに実感するためのツールのひとつが「さかなを愛でる10ヶ条」なんだなぁと、改めて自覚した瞬間でした。

毎日のくらしの中で「食べ物で遊ぶな!」の本質はホントにどこまで組込めるのだろう?
試みとしての成功/失敗を測るのではなく、リアルな日常に置き換えたいな。

海士町初上陸の「さかなメデリスト」を快く迎えてくれた皆様、ありがとうございました。
こんどは夏に大好きな磯を堪能しに遊びに行きますね!


2018.9月現在:さかなメデリスト24名(含むイカメデリスト7名)