今回は海辺じゃなくて内陸から。水産庁でアクティブに活動するマーメイド…いや、韋駄天(いだてん)な先輩が登場。優雅な動きの日本泳法、一度やってみたけどきつかったぞ。それでは先輩、お願いしまーす!


生態と生息域

生息域は水産庁、霞が関ですね
海の現場から離れた場所ですが1日の流れをざっくりと教えてください

―  朝ドラは毎朝欠かさず見ています。

お?
いきなり、ザ・日本人な朝ですね。それはどうして?

―  役人は現場をよく分かっていない、と自覚があるので可能な限り現場を知るようにしています。 出張や自費旅行を通じて現地の声を訊いたり。朝ドラの話なら初対面の漁師さん、船主さんともそれなりに盛り上がれるので、コミュニケーションを円滑にすりためのネタ作りというか。

なるほど!朝ドラがコミュニケーションツールなんですね。
日常で気を付けていることはありますか?

―  なるべく三食いずれかは海産物を摂るようにしています。食事で摂れなかったときは、おやつに味付海苔、またはお茶がわりに出汁を飲む。

おやつに海苔と出汁…シブくて逆にナウな感じで。
休日は自費旅行がメインですか?

―  そうですね。釣りにいったり、スキューバダイビングや日本泳法の練習に行ったりもします。ちなみに職場での釣りイベントもあります。水産庁なので、やはり海好き魚好きが多いです。マニアックな会話も飛び交います。

マニアックな会話、楽しそうです。
ところで日本泳法の練習とは?

―  水産庁を目指すきっかけにもなったのですが、OGとして高校生に日本泳法を教えているんですよ。

生誕日

そうそう、それをお聞きしたかった!
どうして水産庁に入ろうと?

―  高校3年間、夏休みの5日間は臨海合宿があって、そこで日本泳を学びました。卒業後も合宿の指導者としてOB団体に所属していて、今年までほぼ毎年合宿に参加しています。
「せっかくなら泳ぎだけでなく、海の素晴らしさも伝えたい!」と思い一般教養で海関係の科目を選択。更にもう少し知りたくなって、3年生以降の専攻として水産学的な学科を選びました。

じわじわと海に興味がわいてきたのですね。

― 専門科目で水産のことを学ぶうちに、漁獲量が平成元年頃をピークに急激に減っていることを知りました。このままのトレンドでは大好きな魚を私が生きている間に食べられなくなるかもしれない…
「これはいかん!!」となって、資源管理を行える唯一の組織だと当時思っていた水産庁に入ろうと決めました。

では大学に入ってから魚好きを自覚?

―  あまり自覚はなかったけど、水産や海のことを学ぶうちに「そういえば、陸の虫はダメだけど、海の虫なら触れるなぁ」とか「ナメクジは嫌だけど、ウミウシなら大丈夫」とか、海びいきな自分に改めて気付いた感じです。

海の虫?

―  あの、砂浜でぴょんぴょん跳ねてるやつです。

あああぁ、わかります!懐かしい~!!
海で見たらカワイイけど、陸だと私もダメかも。

― そう考えると実は子供のころから魚好きだったと思います。風邪で高熱を出したときに、お粥は食べられなかったけど、手巻き寿司やお刺身は食べることができたり。

高熱で手巻き寿司とは、かなりの強者!
子供の頃の食卓には頻繁に魚がでてきたのですか?

― 北海道の親戚からサケがまるごと一匹送られてきて、母がよく捌いてました。母が作るサケの混ぜご飯が好きで、それが魚好きのきっかけのひとつになったと思います。

マイベストFISH

そうすると、マイベストFISHは鮭?

― うーん、迷います。。アジ類の強いアイデンティティというか自己主張が結構好きです。

アジのアイデンティティ??

― あの、ギンガメとかロウニンとか、どんなに大きなアジ類にも「アジだぜっ」と主張してくる「ゼイゴ」があるところ。しかも、マアジやシマアジ、カイワリはどう捌いても美味しいから。

(笑)では、マイベストはアジ類で。

― いや、タイ類も良いですよね。俗に言う鯛の鯛(魚の形をした骨:肩甲骨、烏口骨)がなんとも魅力的。身体の中に自分と同じような形の骨を持っているなんて、不思議じゃないですか?
大学の水産脊椎動物学の実習では、チダイの外観をスケッチしたあと煮付けにし、食べながら骨をスケッチしました。煮付けをほぐして、その骨を見つけたときは…。

ストップ!
マニアックになりそうなので、続きは職場の皆さまとお楽しみください(苦笑)


韋駄天女子センパイは、水産庁の「水産女子プロジェクト」の 水産庁チームの一員。私はこのプロジェクトを通じて先輩に出会いました。お若いながらパリッとした信念と明るい雰囲気を持つ姿に魅かれ、ぜひ!と登場をお願いした次第です。

水産庁のイベント

昨年秋に開催された、食と農林漁業の祭典「ジャパンハーヴェスト」が今年も 11月2~3日に丸の内エリアで開催されます。 ワタクシも末席ながら水産女子メンバーとして参加する予定です。遊びに来てね!

ジャパンハーヴェスト