ご家族で登場!
代々シラス漁を営む甘粕ファミリーのシラス愛をインタビューしてきました。
シラス好きのはずなのに、実はシラスを追っかけるアイツが好きだとか!?


生誕日

弟さんと一緒に漁に出ているトク先輩、シラス漁を始めたきっかけとかありますか?

―なんとなく

…いやいや、あるでしょう。

― まぁ家族で代々やっているし、長男だからいずれは…というイメージはあったかな。
違う仕事をしてたけど、祖父が漁を引退したのを機に船に乗るようになった。
20代前半です。

生息域

漁のエリアは?

― 江の島周辺から茅ヶ崎の手前までですね。
沖合いまで出ることもあるけど、海岸から近い時はサーファーがすぐそばになんてこともあります。

生態

漁がある日の一日を教えてください

― だいたい朝5時くらいから船を出してます。

あら、意外とゆっくり?今の時期だと空もだいぶ明るいですよね

― 暗いうちはシラスにも動きが無いからね。
夜が明けるとシラスは他の魚たちから追い回されるので、群れになって逃げているところに網を落とす感じ。

ほうほう
もう少し詳しく漁のやり方を教えてください

― 魚探で群れを見つけたら、群れを遠くからグルッと囲むようにして網を入れます。
「おどしあみ」という粗い目の網で、両サイドから徐々に狭めていって、「袋」と呼んでいる細かい網にシラスの群れを追い込んで獲る。

漁から戻るのは何時頃ですか?

― 早いときは1時間半くらいで戻るし、昼過ぎまで出ていることもあるし。
海況とシラスの状態によって毎日まったく違うので、その日にならないとなんとも言えないな。

海に出てみないと分からないことも多そうです。
漁から戻ると加工作業ですね。

― そうですね。
水揚げしたシラスを、釜揚げ、シラス干し、チリメン、タタミイワシ…などにどんどん加工していきます。

マイベストFISH

さて、好きな魚はもちろんシラスだと思いますが…

― 食べるなら、カツオだなー。ソウダガツオ。
シラスを追って集まるカツオを、疑似餌を付けた針で一本釣りしてます。
刺身で毎日食べても飽きない。

そそそ、それは…美味しそう!!(釣れたとき呼んでください飛んで来ます)
では、カツオに萌える瞬間は?

― そんな風に見たことないけど…そうだなぁ
釣れたとき、ヒラソウダガツオだとテンションあがる。
体側の模様でマルソウダと見分けるのだけど、線のような模様はヒラソウダなので見つけたときは「おっ!」となる。

ヒラソウダのほうがお好みなのですね。
愛でるベストFISHは、やはりシラス?(ミドリ先輩に尋ねる)

― 実は、夫婦そろってやっぱりシラス好きを自覚することがあって…
娘の名前が「うるめ」なんです。笑

え!うるめちゃんっ!?
可愛すぎるし、シラス愛が溢れすぎてる!!(笑)

― 魚のほうは「潤目鰯」。娘の名前は漢字が違うけど読み方は「うるめ」。
ウルメイワシって目が大きくてウルウルしてて…可愛いですよね。(と夫婦で満面笑顔)

恐れ入りました。やっぱりシラス先輩だ。

「毎日違う」のがシラス漁

この辺りのシラス漁は期間が決まっていて、毎年1月1日~3月10日までは禁漁。 3月11日から漁が解禁されましたが、今年は5月に入ってようやく網に入るようになったとのこと。
毎年、いや毎日、予想通りにいかないのがシラス漁だそうです。


メデリスト先輩の直売所

しらす干し、釜揚げシラス、チリメン、湘南シラスの沖漬け…
漁がある日には、生シラスも。シラス加工品全般を購入できます。
すべて保存料など使用していないため保冷バッグ持参でお訪ねください。
(保冷バッグの販売もしています)

新生丸

【営業日】禁漁期間( 1月1日~3月10日 )を除き毎日、不定休
【営業時間】 9〜16時 (売切れ次第終了)
※漁の状況によって営業時間、営業日とも変わります。
事前に電話でお確かめの上ご来訪ください。

神奈川県藤沢市片瀬3-1-13
0466-23-1716

=終了しました=シラスを愛でるツアー

10月にシラスを「愛でて食べる」ツアーを開催します。
下記リンクをご参考ください。最新情報を随時更新していきます。